愛犬とのお別れはとてもつらいものです。愛犬を失って初めて迎えるお盆、愛犬をお迎えして自宅でゆっくりお参りしてみませんか?楽しかった思い出や、してあげたかったことなど愛犬の魂と語り合えるのがお盆です。
今日は、亡くなったペットちゃんの為のお盆の迎え方についてお話してみましょう。
ペットのお盆供養は必要ですか?
ペットちゃんを亡くして、ご火葬を終えた後49日を過ぎると、ペットちゃんは仏様となって天に迎えられます。
そして虹の橋を渡って天国でゆったり過ごしているペットちゃんの魂が、飼い主さんの元に帰ることが出来るのがお盆です。
忙しくてなかなか時間が取れないという方も多いと思います。
「必ずさなければならない」「決まりを守らなけれがならない」などということはありません。
しかし、ペットちゃんを失った悲しみや辛さを、形にすることで、ペットロスの症状を和らげる効果があることも事実です。
自分のできる範囲で、菩提を弔うお盆を行うことでペットちゃんの魂の平穏と、飼い主さん気持ちの整頓をするいい機会ではないでしょうか。
亡くなったペットちゃんの初盆について
お盆は通常、8月13日から8月16日とされています。
8月12日までに四十九日を終えているペットちゃんは、お盆にお迎えすることが出来ます。
初めのお盆を「初盆」と呼ぶのは人間と同じということですね。
お盆までに四十九日が終わっていない場合は、1年後のお盆が初盆ということになります。
どうすればいいかわからないときは?
初盆の供養の仕方は、仏教宗教によって様々に違っています。
しかし、動物供養については厳密に決められたルールはありません。
あくまでもペットちゃんへの供養の気持ちを形にする機会ですので、「こうしなければならない」「こうするべきだ」と硬くならずに行うのがベストだと思うます。
初盆の一般的な供養の方法
▲8月13日
霊園のお墓や納骨堂にペットちゃんの魂をお迎えに行きます。
その際は、お線香・ろうそく・お花やお供えを持っていきましょう。
お墓や納骨堂で、お供えを飾り、ろうそくに火をつけてお線香を炊いて「お迎えに上がりました」とペットちゃんに気持ちを伝えます。
お墓がある場合は、お墓のお掃除をきちんとしてお迎えをしてください。
▲8月14日15日
自宅にてお線香・ろうそくをあげ、お水をお供えを用意してペットちゃんの魂を弔いましょう。
ペットちゃんの思い出や、してあげたかったことなどゆっくり語り掛けてあげてくださいいね。
▲8月16日
この日は自宅にてお迎えをしたペットちゃんの魂を天国にお送りする日です。
ろうそく・お線香・お供えをしてお墓や納骨堂に魂をお返ししましょう。
自宅でゆっくり飼い主さんとの思い出を楽しんだペットちゃんは、天国で楽しく過ごすために帰ってゆきます。
まとめ
初盆を迎えるペットちゃん、お別れしてから初めて懐かしい我が家に帰って来て頂けるいい機会です。
ペットちゃんの写真などを見ながら、懐かしい思い出を語り合うことで亡くなっても愛していることや大事に思う気持ちが変わらないことがわかります。
触れることは出来なくても、愛を伝えることでプラスに気持ちが変わっていきます。
「ペットロスで苦しんでいるから思い出したくない」ではなく、きちんと供養することで飼い主としての愛情を天国のペットちゃんに伝えてあげてもらいたいと心から願います。