ここまでペットは「名前」を「名前」として自覚はしていないこと、しかし自分が自分が呼ばれていることは分かっていることなどをお話ししてまいりました。
しかし、ペットを名前で呼んでも来ないということはありませんか?実はある理由が関係していて、呼んでも来ないという状況を作り上げてしまっているかもしれません。
以前、嫌なことがあった 飼い主を下に見ている
ペットの名前を呼ぶ際に怒ってばかりいると、ペット自身も「名前」という言葉に対してネガティブなイメージを持ってしまい、飼い主さんの元へ行くことを躊躇してしまいます。
このように、以前名前を呼ばれた際、飼い主さんの元へ行ってみたら嫌なことがあったという記憶がトラウマのようになってしまっており、名前を呼ぶと「またあの恐怖が…」と怖がって付いてこない、という可能性があるのです。
この場合の対処法としては「名前を呼ばれたら悪いことが起こる」という認識から「名前を呼ばれたら良いことが起こる」という認識に変えることが重要です。
名前を呼んでこちらに来たら、たくさん褒めてあげておやつを1つあげることを毎日繰り返すことで、自然と「名前を呼ばれて行ったら良いことが起こるんだ!」と上書きされます。
もう一つは名前などは一切関係なく、飼い主さんを自分よりも格下の者と見なしているため、名前を呼んでも来ないという理由です。これは飼い主さんとして、愛犬のリーダー的存在になれていないことは大問題です。
このようなペットの場合、名前を呼んでも来ないという問題の他にも、少々わがままが目立つような問題行動をしている可能性が考えられます。
ペットが可愛いというのは飼い主ならば誰でも同じです。しかし、だからといって正しいしつけをせず、甘やかしてばかりいると上下関係が逆転してしまい、飼い主ではコントロールできなくなってしまう恐れがあります。
心当たりがあるという方は、ぜひ今からでもしっかりとしつけをさせ、ペットよりも飼い主の方が上なんだぞ!ということを理解させる必要があるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「名前」を「名前」として自覚していないものの、自分が呼ばれているいるということは、しっかり理解しています。
是非これからもペットちゃんとの素敵なコミュニケーションの一環として名前を呼んであげてくださいね♬