ご火葬の際、 「火葬後のお骨、どれくらい残りますか?」 といった質問を受けることがあります。
まず、前提として、 『できる限り、お骨がきれいに残るように』ご火葬させて頂いています。
では、実際、どこまで残るのか。
一言で『残る』と言っても、 ご依頼頂く皆さまがもつイメージされるものはそれぞれです。
学校の理科室にあるような、骨格標本にあるような、 お骨をイメージされている方もいらっしゃいますし、 お骨の形がわかれば、「残った!」と思われる方もいらっしゃいます。
「具体的にどこまで残る」、という説明は大変難しいのですが、 「長い闘病生活で残り難かったな」、とか、 「高齢でお骨が崩れやすかったかな」と私が思った時も、 ご火葬後のお骨をご覧頂いた際はよく、 「すごく綺麗に残った!」と感想を言われます。
以前も書きましたが、 『お骨が残る、残らない』というのは、実は一番大切なことではないのですが、 亡くなった悲しみから、現実を受け止めて頂く瞬間は、 やはりご火葬後のお骨をご覧頂いた時です。
綺麗に残ったお骨をご覧頂いた際は、 より満足し、納得のお別れをして頂けるように感じています。
この仕事を務めさせて頂く一番のやりがいは、 ご火葬後の、「納得のお別れができた」表情を見ることです
やはり、『できる限り綺麗に残るように』を心がけています。
  ペットセレモニーノアの杜 代表 後藤